(この記事は2021年6月23日に作成されたものです。)
現在3つのフランチャイズ本部に加盟され、5店舗を運営されている、古川暁(ふるかわ・さとる)さんの「フランチャイズ投資入門」(秀和システム、2021年)をご紹介します。
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本書が、「フランチャイズ起業入門」ではなく、「フランチャイズ投資入門」というタイトルとされているのは、以下の理由によるものであり、本書が想定しているのは、オーナーが現場に出て汗を流すタイプのフランチャイズではなく、現場は従業員に任せるタイプのフランチャイズが中心となっています。
「フランチャイズ起業」ではなく「フランチャイズ投資」と書いているのは、自分の手元にある資金を効率的に増やすのが目的であると考えた場合、そのお金で株や不動産を買うよりも、FCに加盟して店舗を持つための初期費用にする方が、効率的であると考えているからです。
古川暁「フランチャイズ投資入門」4頁(秀和システム、2021年)
そして、フランチャイズのメリット、デメリット(リスク)を、加盟者の立場から(中立的に)解説したうえで、「フランチャイズ投資」を成功させるためのノウハウが、具体的なアクションプランやルールとして紹介されています。
その他にも、ご自身が「フランチャイズ投資」を成功させるに至った歴史や、「フランチャイズ投資」に成功又は失敗した7名のフランチャイジーのインタビューも掲載されており、読み応えがありました。
これらは、オーナーが現場に出て汗を流すタイプのフランチャイズにも当てはまることであり、「フランチャイズ起業」を検討されている方もご一読いただくと良いのではないかと思いました。
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